新人教育プログラムの課題と重要性
現代のリハビリテーション現場において、新人セラピストの教育は非常に重要な課題となっています。特に近年のコロナ禍の影響により、従来の臨床実習が十分に行えない環境が続き、現場に立つ新人セラピストは、経験不足の状態で評価やリハビリテーション介入を行わざるを得ない状況に置かれています。
さらに、時代とともに臨床実習の形態も変化し、新人セラピストは臨床現場にでて、初めて実際の患者さんを『自分自身で考える』こととなり、多くの戸惑いや不安を伴うものです。特に脳卒中リハビリテーションのように高度な知識と技術が求められる分野では、適切な教育や指導が欠かせません。
このような環境は、セラピスト自身の不安を増幅させるだけでなく、患者様に提供されるリハビリテーションの質にも影響を及ぼす可能性があります。
一方で、多くの病院や施設では、セラピストの人手不足や業務の多忙さから、新人教育に十分な時間を割くことが難しいという現実があります。その結果、新人セラピストは自己流で学ばざるを得ない状況に陥り、成長の機会を十分に得られないケースも少なくありません。
より臨床的で個別性に合わせたプログラムの提供
このような課題を解決するため、プログラムでは、講義形式だけでなく実技を含むより臨床的なプログラムを通し、新人セラピストが臨床で即戦力として活躍できるようサポートします。また、個々のセラピストのスキルや経験に合わせた柔軟な内容で、より効果的な学びを提供します。
新人セラピストの成長は、リハビリテーションの未来を支える大切な一歩です。このプログラムを通じて、皆さまの病院や施設で働く新人セラピストが、患者さんに寄り添い、信頼されるセラピストへと成長できるお手伝いをさせていただきます。
プログラムのメリット
- 教育負担の軽減
- 教育担当の時間的拘束の解消と臨床業務や管理業務への集中
- 新人セラピストの早期即戦力化
- 各種講習会講師やアシスタント経験から、個別性に合わせた指導の実現
- 基礎から実践まで体系的な指導により、即戦力としての育成が可能
- 実際の臨床場面で直面する問題に対して、新人セラピスト自身が考え、行動を起こせる力を養うことで、現場での迅速な対応(報告・連絡・相談含め)やチーム医療への貢献の実現
- 新人セラピストのモチベーションの向上
- 臨床を通して患者さんが良くなっていく経験を積むことで、さらなる探究心が芽生え自己研鑽へと導き
- 新人セラピストのモチベーション向上は先輩セラピストへの刺激にもなり、結果として病院内・施設内のリハビリテーションの質の向上へ繋がる
- 患者満足度の向上
- 新人セラピストの質の向上に伴い、患者さんへの質の高いリハビリテーションの提供が可能
- 新人セラピストが患者さんと真摯に向き合うことで、患者さんからの信頼も得られることで、双方の満足度の向上に繋がる
プログラム内容の一例
講義形式
- 脳卒中の概要と病態の理解
- 脳卒中におけるリスク管理
- 脳卒中患者の予後予測
など
実技形式
- 片麻痺患者への触り方・動かし方
- 臥位姿勢と起居動作の評価と治療
- 座位姿勢と立ち上がり動作の評価と治療
- 立位姿勢と立位バランの評価と治療
- 座位・立位バランスの評価と治療
- 歩行の評価と治療
- ADL動作の評価と治療
など
料金設定
講義形式
- 1コマ(60分):13,000円(税込)
実技形式
- 1コマ(60分):13,000円(税込)から
- 1コマ(60分×2回):25,000円(税込)から
- プログラム内容によって1コマの回数が変わります。
- 対象人数(1〜5名、6〜10名、11名以上)により料金の変動があります。
※プログラム内容や複数プログラムなどでのご契約では、料金調整を行なっておりますので、一度ご相談下さい。